却来(読み)きゃくらい

精選版 日本国語大辞典 「却来」の意味・読み・例文・類語

きゃく‐らい【却来】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 一つ境地に到達してから、またもとの境地へ立ち戻ること。もとの所へたち戻ること。
    1. [初出の実例]「さて却来して、下三位の風にも遊通して」(出典:九位(1428頃))
  3. 禅宗寺院で、すでに官寺住持その他役職を退いた僧がふたたび官寺の役職に復すること。きゃらい
    1. [初出の実例]「雖然但要一年、今是却来也」(出典空華日用工夫略集‐至徳三年(1386)三月晦日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む