厚味(読み)コウミ

デジタル大辞泉 「厚味」の意味・読み・例文・類語

こう‐み【厚味】

[名・形動]味がこってりしていて、おいしいこと。また、そのさま。転じて、ごちそう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「厚味」の意味・読み・例文・類語

こう‐み【厚味】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 味の濃厚なこと。また、そのさまや、そのような食物。転じて、ごちそう。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「気血盛にして精神つよき者は、厚味を忌(いむ)のみならず、蔬食といへども腹にみたしめず」(出典集義和書(1676頃)四)
    2. [その他の文献]〔列子‐揚朱〕
  3. 物事に感じる深く豊かな味わい。
    1. [初出の実例]「月舟和尚来談〈略〉詩之雑談有厚味」(出典:実隆公記‐享祿二年(1529)四月二七日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android