及び(読み)オヨビ

デジタル大辞泉 「及び」の意味・読み・例文・類語

および【及び】

[接]漢文訓読接続詞に使う「及」の字を「および」と読んだところから》複数の事物事柄を並列して挙げたり、別の事物・事柄を付け加えて言ったりするのに用いる語。と。ならびに。また。そして。「生徒及び父兄」「国語数学及び英語は必修
[補説]多くの語を並列するときは、最後にくる語との間にだけ置くことが多い。
[名]及ぶこと。届くこと。
「これも心の―はいかでかおろかに侍らん」〈海人刈藻・三〉
[用法]および・ならびに――「会長及び(並びに)社長から祝辞をいただきます」「賞状及び(並びに)カップを授与します」のように一般には区別なく使っている。「並びに」のほうが口語的だが、それも改まった場合に多く用いる。◇法令用語としては、「A及びB、並びにC及びD」「A及びB、並びにC」のように、小さな段階のつなぎに「及び」を、より大きな段階のつなぎに「並びに」を用いる。
[類語]並びに

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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