双蝶蝶曲輪日記(読み)ふたつちょうちょうくるわにっき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「双蝶蝶曲輪日記」の意味・わかりやすい解説

双蝶蝶曲輪日記
ふたつちょうちょうくるわにっき

浄瑠璃世話物。9段。2世竹田出雲三好松洛,並木千柳 (→並木宗輔 ) 合作寛延2 (1749) 年大坂竹本座初演。先行作近松門左衛門の『山崎与次兵衛寿 (ねびき) の門松』および西沢一風・田中千柳合作『昔米万石通 (むかしごめまんごくどおし) 』によるところが多い。相撲取りの濡髪長五郎放駒長吉の達引 (たてひき) を中心として描く。義理と情を描く6段「橋本」,引窓という舞台技巧を生かして継子と実子,姑と嫁,義理の兄弟などの間に起る善意ゆえの葛藤を描く8段「引窓」が傑出する。歌舞伎でも上演

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む