双鯉(読み)そうり

精選版 日本国語大辞典 「双鯉」の意味・読み・例文・類語

そう‐りサウ‥【双鯉】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 二匹の鯉(こい)。〔晉書‐王祥伝〕
  3. ( 「古楽府‐飲馬長城窟行」の「客従遠方来、遺我双鯉魚、呼児烹鯉魚、中有尺素」から ) てがみ。尺素。一説に、昔、中国では、手紙を鯉の形に折り畳んだためという。
    1. [初出の実例]「備西城上落秋風、双鯉方驚下碧空」(出典:徂徠集(1735‐40)六・答備州故人鞆浦看月見寄詩)
    2. [その他の文献]〔李商隠‐寄令狐郎中詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「双鯉」の読み・字形・画数・意味

【双鯉】そう(さう)り

手紙。〔古楽府、飲馬長城窟行〕客、方より來(きた)る 我に雙鯉魚を(おく)る 兒を呼んで鯉魚を烹(に)しむるに 中に尺素(せきそ)の書

字通「双」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む