反発電動機(読み)はんぱつでんどうき(英語表記)repulsion motor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「反発電動機」の意味・わかりやすい解説

反発電動機
はんぱつでんどうき
repulsion motor

交流整流子電動機一種直流電動機と同じ構造をもつ回転子ブラシを通して短絡し,界磁巻線に単相交流電源を接続し,ブラシを移動すると回転子にトルクが発生する。ブラシの移動,または供給電圧によって広範囲の速度制御ができ,起動トルクが大きいが,小出力のものに限られる。出力の割に大型で高価なため,コンデンサモータに置き換えられ,現在はあまり使用されない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「反発電動機」の意味・わかりやすい解説

反発電動機
はんぱつでんどうき
repulsion motor

整流子をもつ単相交流電動機単相誘導機)。反発電動機は単相電源で用いる電動機として過去には一部で使われていたが、現在ではまったく使われていない。

[森本雅之]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android