収蔵可能量(読み)しゅうぞうかのうりょう(英語表記)stack capacity

図書館情報学用語辞典 第5版 「収蔵可能量」の解説

収蔵可能量

書架あるいは書庫収蔵できる資料の量のこと.図書館設計や書庫管理のためには不可欠の数値である.単純には,書架1棚に収蔵可能の資料数×総棚数として計算できるが,通路や作業のスペースなども考慮に入れると,スペースあたりの収蔵冊数を設定して算出する必要がある.『図書館ハンドブック第6版補訂2版』(2016)では,“書架間隔1.35mで並列配置した6段の複式書架に余裕度30%で排架した場合,収容力は冊数(2×6×30×0.7)÷面積(1.35×0.9)で200冊/m2程度”としている.実際には開架閉架の別,書架の形態,間隔,棚段数,排架法,貸出中の図書冊数などによって変化する.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android