取水塔(読み)シュスイトウ(その他表記)intake tower

デジタル大辞泉 「取水塔」の意味・読み・例文・類語

しゅすい‐とう〔‐タフ〕【取水塔】

貯水池河川などに設けられた、取水口のある塔。

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精選版 日本国語大辞典 「取水塔」の意味・読み・例文・類語

しゅすい‐とう‥タフ【取水塔】

  1. 〘 名詞 〙 取水口およびその付属設備などを納めた塔状の取水施設。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「取水塔」の意味・わかりやすい解説

取水塔
しゅすいとう
intake tower

上水道灌漑(かんがい)、水力発電などの用水を貯水池や河川から取り入れる構造物(取水施設)の一種で、必要な水深を得られる地点の岸辺近くに設ける塔状の構造物。塔は中空円筒で、壁面下部(満水時には水面下となり見えない)の開口部に取水位や取水量を調節できる門扉を取り付けて水を塔内部へ取り込み、塔内の底部に開口させた取水管で水が引き出される。水稲用水の取水には、取水部に浮きをつけ、水温の高い表面水を取水しうるようくふうが施されている。臨海工場の冷却用には海底近くから低温の海水が選択的に取水される。

[小林三樹]

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