口を割る(読み)クチヲワル

精選版 日本国語大辞典 「口を割る」の意味・読み・例文・類語

くち【口】 を 割(わ)

  1. 強制的に口を開けさせる。
    1. [初出の実例]「荒くれな人夫に命じて手足をおさへ口を割り」(出典:女工哀史(1925)〈細井和喜蔵〉一一)
  2. 自白することをいう、盗人仲間の隠語。〔日本隠語集(1892)〕
    1. [初出の実例]「誰が冷かし半分に事情を訊いても、感心に北海道の秋津のことは口を割らず」(出典:銀座川(1950‐51)〈井上友一郎〉序)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む