口を過ごす(読み)クチヲスゴス

デジタル大辞泉 「口を過ごす」の意味・読み・例文・類語

くちご・す

生計を立てる。口をのりする。
「親子四人の―・して行くばかりも容易でない」〈小杉天外・初すがた〉
余計なことをしゃべる。
弁説にまかせ―・しける乞食」〈咄・露がはなし・五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「口を過ごす」の意味・読み・例文・類語

くち【口】 を 過(す)ごす

  1. くらしを立ててゆく。生活する。口を過ぎる。
    1. [初出の実例]「闔宅(やうち)五人の口を餬(スゴ)さんことの容易(たやす)からねば」(出典読本・稚枝鳩(1805)一)
  2. よけいなことを言う。必要以上のことを言う。言いすごす。
    1. [初出の実例]「くちを過(スゴ)して女郎に詞じちとらるる」(出典:浮世草子・好色貝合(1683)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android