口不調法(読み)クチブチョウホウ

デジタル大辞泉 「口不調法」の意味・読み・例文・類語

くち‐ぶちょうほう〔‐ブテウハフ〕【口不調法】

[名・形動]口下手くちべた」に同じ。
「―なる我口惜く、問い出ることばを知らで様々考うる中」〈露伴・対髑髏〉
[類語]口下手訥弁とつとつ口重舌足らず口籠る話し下手

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精選版 日本国語大辞典 「口不調法」の意味・読み・例文・類語

くち‐ぶちょうほう‥ブテウハフ【口不調法・口無調法】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ものの言い方が下手なこと。また、その人。くちべた。訥弁(とつべん)
    1. [初出の実例]「またこなたは、口不調法には有」(出典:虎寛本狂言・右近左近(室町末‐近世初))
    2. 「乍恐私口無調法に御座候故、書付を以申上候」(出典醍醐寺文書‐万治二年(1659)月日未詳・僧順盛申状案)

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