日本歴史地名大系 「口八田村」の解説 口八田村くちはつたむら 京都府:船井郡丹波町口八田村[現在地名]丹波町字口八田明治九年(一八七六)笹尾(さそ)村・中畑(なかはた)村・辻(つじ)村が合併して成立した村。須知(しゆうち)川の上流部に位置する。西南は三国(みくに)岳(五〇八メートル)で多紀(たき)郡(現兵庫県)の村々と境し、東南は中山(なかやま)峠で下新江(しもにえ)村・船坂(ふなさか)村(現園部町)に通じる。三国岳・中山峠と東の三戸野(みとの)峠(現観音峠)を結ぶ線は船井郡の分水界の一部をなす。北部中央に平坦部があり、南東・南・西の方向に小河川が形成する河岸の平地がある。南への谷が笹尾村、西への谷が中畑村、南東に延びる谷が辻村で、南方にも八田村(現園部町)があるためか、近世の郷帳類には三村とも「北八田」と冠される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by