口祝(読み)くちいわい

精選版 日本国語大辞典 「口祝」の意味・読み・例文・類語

くち‐いわい‥いはひ【口祝】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 貴人が召し抱えの者に初めて接見する時、祝いとして物を与えること。手熨斗(てのし)。〔随筆・貞丈雑記(1784頃)〕
  3. ② 女房詞。宮門跡で、正月参賀の人々に宮様手ずから昆布とかち栗を賜わる行事。
  4. ③ 前祝い。
    1. [初出の実例]「仲間入りはしっかり、それを当に、マア、口祝ひにごんつく極めたのよ」(出典:歌舞伎・桜姫東文章(1817)二幕)
  5. ④ 正月に、親戚や知人を招いて行なう宴。
    1. [初出の実例]「船宿や夜も賑はしき口祝〈深翠〉」(出典:俳諧・俳諧発句千葉集(1841)春)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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