古今亭志ん生(5代)(読み)ここんてい しんしょう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「古今亭志ん生(5代)」の解説

古今亭志ん生(5代) ここんてい-しんしょう

1890-1973 大正-昭和時代の落語家
明治23年6月5日生まれ。2代三遊亭小円朝,4代橘家円喬(たちばなや-えんきょう),初代柳家小さんらにまなぶ。改名16回をへて,昭和14年5代志ん生を襲名天衣無縫といわれる芸で,戦後は8代桂文楽とならび称される。「火焔(かえん)太鼓」「三枚起請(きしょう)」などを得意とした。昭和48年9月21日死去。83歳。東京出身。本名美濃部(みのべ)孝蔵。
格言など】「今に見てろッ」てえ気持ちがあるから(中略)ですからこんなドン底の生活の中だって,メソメソしたところはない。家ン中ァ案外落ちついたものでしたよ(「私をささえた一言」)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例