古体詩(読み)こたいし(その他表記)gǔ tǐ shī

改訂新版 世界大百科事典 「古体詩」の意味・わかりやすい解説

古体詩 (こたいし)
gǔ tǐ shī

中国,漢詩の詩型の一種律詩絶句からなる今(近)体詩に対応し,古詩楽府(がふ)からなる。唐以前から存した古い形式にのっとるもので,偶数句で押韻する以外は,平仄ひようそく)や句数制約を受けることがなく,自由に思想感情を表現するのに適している。各句は四言,五言,七言から構成されるが,それらをとりあわせた長短句もある。押韻は一種の韻を全編にわたって用いることもあるが,長い詩では途中で換韻することも珍しくない。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「古体詩」の意味・わかりやすい解説

古体詩
こたいし

古詩」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む