古体詩(読み)こたいし(その他表記)gǔ tǐ shī

改訂新版 世界大百科事典 「古体詩」の意味・わかりやすい解説

古体詩 (こたいし)
gǔ tǐ shī

中国,漢詩の詩型の一種律詩絶句からなる今(近)体詩に対応し,古詩楽府(がふ)からなる。唐以前から存した古い形式にのっとるもので,偶数句で押韻する以外は,平仄ひようそく)や句数制約を受けることがなく,自由に思想感情を表現するのに適している。各句は四言,五言,七言から構成されるが,それらをとりあわせた長短句もある。押韻は一種の韻を全編にわたって用いることもあるが,長い詩では途中で換韻することも珍しくない。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「古体詩」の意味・わかりやすい解説

古体詩
こたいし

古詩」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む