山川 世界史小辞典 改訂新版 「古典学派経済学」の解説
古典学派経済学(こてんがくはけいざいがく)
classical school of political economics
産業革命の進行により資本主義社会の形成される18世紀後半以降にイギリスで発展した自由主義経済学。スミス,リカード,マルサスなどによって代表される。重商主義の統制政策を批判し,当時台頭しつつあった産業資本家の利害を代弁して,自由な競争によって生産力の発展を図ることに主眼を置き,資本主義社会の構造の分析にあたった。のちに発展する経済学のさまざまな学説の原点をなす意味で,「古典学派」と呼ばれる。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報