ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「伊豆の国市」の意味・わかりやすい解説 伊豆の国〔市〕いずのくに 静岡県東部,伊豆半島北部の狩野川中流域にある市。2005年伊豆長岡町,韮山町,大仁町の 3町が合体して市制。古くから開けた地域で,韮山には弥生時代の山木遺跡がある。田京は伊豆国の最初の国府所在地と伝えられる。狩野川沿いの平野部を中心に,イチゴや米,野菜を生産。イチゴやミカンの観光農園も多い。狩野川はアユ漁で有名。伊豆長岡温泉,韮山温泉,大仁温泉,奈古谷温泉などの温泉があり,重要な観光資源となっている。源頼朝が流された蛭ヶ小島,北条早雲の韮山城跡,水晶山や城山など名所・旧跡も多い。江戸時代の韮山代官江川家住宅(→江川太郎左衛門)は国の重要文化財,韮山反射炉(2015世界遺産),北江間横穴群などは国の史跡。南江間(→江間)には 1930年の北伊豆大地震の際に展示されていた魚雷に記された地震動の擦痕(国指定天然記念物)がある。市域の一部は富士箱根伊豆国立公園に属する。伊豆箱根鉄道,国道136号線が狩野川に沿って市西部を縦断するほか,国道414号線,伊豆中央道,富士見パークウェイなどが通る。面積 94.62km2。人口 4万6804(2020)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
日本歴史地名大系 「伊豆の国市」の解説 伊豆の国市いずのくにし 2005年4月1日:田方郡韮山町・伊豆長岡町・大仁町が合併・市制施行⇒【韮山町】静岡県:田方郡⇒【伊豆長岡町】静岡県:田方郡⇒【大仁町】静岡県:田方郡 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報