伊豆長岡温泉(読み)いずながおかおんせん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「伊豆長岡温泉」の意味・わかりやすい解説

伊豆長岡温泉
いずながおかおんせん

静岡県東部、伊豆国市にある温泉。源氏山東麓(とうろく)の古奈温泉(こなおんせん)と西麓長岡温泉の総称古奈温泉は鎌倉時代から知られ『吾妻鏡(あづまかがみ)』にも現れる名湯。長岡温泉は1907年(明治40)湧出(ゆうしゅつ)の歓楽色濃い温泉。泉質はともに無色透明単純温泉。JR東海道本線の三島駅から伊豆箱根鉄道で伊豆長岡駅下車、バス10分。

[川崎文昭]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「伊豆長岡温泉」の意味・わかりやすい解説

伊豆長岡温泉
いずながおかおんせん

静岡県東部,伊豆半島北部,伊豆の国市西部の狩野川に沿う田園地帯にある温泉。泉質は単純泉。泉温は 48~56℃。源氏山を挟んで東側に古奈,西側に長岡温泉があり,連続して温泉町を形成している。古奈は鎌倉時代に起源をもつが,長岡は 1907年に地元農民によって開発された新興温泉である。大正期に駿豆鉄道の交通・土地開発もあって,歓楽地として発展した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「伊豆長岡温泉」の解説

伊豆長岡温泉

静岡県伊豆の国市の旧伊豆長岡町地区にある温泉地。泉質はアルカリ性単純温泉。神経痛、胃腸病などに効果があるとされる。約1300年前の開湯と伝えられる歴史ある温泉地。高度成長期には歓楽街としても栄えた。地域団体商標

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android