古島敏雄（読み）フルシマ トシオ

20世紀日本人名事典

古島 敏雄
フルシマ トシオ

昭和・平成期の農業経済学者 東京大学名誉教授。

生年

明治45(1912)年4月14日

没年

平成7(1995)年8月29日

出生地

長野県下伊那郡飯田町(現・飯田市)

学歴〔年〕

東京帝国大学農学部農業経済学科〔昭和11年〕卒

学位〔年〕

農学博士(東京大学)〔昭和24年〕

主な受賞名〔年〕

日本農学賞〔昭和23年〕,毎日出版文化賞〔昭和24年・25年〕「日本農業技術史」「山村の構造」,勲二等瑞宝章〔昭和59年〕

経歴

昭和14年東京帝大農学部講師となり、23年東京大学助教授、34年教授、43年農学部長を経て、48年退官、名誉教授。この間、35〜41年一橋大学経済学部教授も兼任。49〜58年専修大学教授。農業史、経済史の精緻で実証的な体系を築くとともに、東大での日本農業史の講義により、多くの優れた農業史家を育てた。日本学術会議会員、農業経済学会会長。著書に「日本封建農業史」「近世日本農業の構造」「改革途上の日本の農業」「日本農業技術史」「近世日本農業の展開」「資本制生産の発展と地主制」、「古島敏雄著作集」(全10巻 東京大学出版会)がある。

出典　日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）

デジタル版 日本人名大辞典+Plus

古島敏雄 ふるしま-としお

1912－1995　昭和-平成時代の農業経済史学者。
明治45年4月14日生まれ。昭和34年東大教授,43年同大農学部長となる。35-41年一橋大教授を兼任。49年専修大教授。日本経済史,農業史を研究,実証的な体系をきずいた。平成7年8月29日死去。83歳。長野県出身。東京帝大卒。著作に「日本農業技術史」「近世日本農業の展開」「資本制生産の発展と地主制」など。

出典　講談社

367日誕生日大事典

古島 敏雄 (ふるしま としお)

生年月日:1912年4月14日
昭和時代;平成時代の農業経済史学者。東京大学教授;農業経済学会会長
1995年没

出典　日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」