古我地原貝塚(読み)こがちばるかいづか

日本歴史地名大系 「古我地原貝塚」の解説

古我地原貝塚
こがちばるかいづか

[現在地名]石川市伊波 古我地原

伊波いはグスク西方にある貝塚時代早期―前期の集落跡および貝塚。標高約七〇メートルの琉球石灰岩の台地上に居住域、崖下に貝塚を形成する。同じ丘陵上やその斜面には伊波いは貝塚や石川いしかわ貝塚など、同じく前期に属する遺跡が散在する。沖縄自動車道建設に伴い一九八三年(昭和五八年)・八四年に発掘調査が行われた。居住域では円形竪穴住居跡、集石炉、遺物貝殻の投棄場を各一基ずつ確認、これらはセットの関係にある可能性も考えられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android