ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
訓詁学
くんこがく
Xun-gu-xue
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中国の古典解釈の学問。訓詁(訓故・故訓とも)は、古言を今語(きんご)で訓釈する意で、秦漢(しんかん)期に文献の形で定着した古代典籍に、内容解釈の目的で施された注釈とその方法をさす。
経学(けいがく)(経書解釈学)の発展に伴い、字句の意味を研究する学問が栄え、『爾雅(じが)』『方言』『説文(せつもん)解字』などがその先駆的業績であり、後漢(ごかん)から隋(ずい)唐にわたる集解(しっかい)・音義(おんぎ)・義疏(ぎしょ)と称される注釈群の膨大な集積が、『経典釈文(しゃくもん)』『五経(ごきょう)正義』や正史・諸子の注釈類や『文選(もんぜん)』の注などの形で伝存している。
宋(そう)代以降は、字音研究が発達し、漢字の3要素(形・音・義)が自覚的に究明され、清(しん)代小学(古代言語学)では段玉裁(だんぎょくさい)・王念孫(ねんそん)や揚州(ようしゅう)学派によって、字音と字義の相関関係が追究されて、朱駿声(しゅしゅんせい)の『説文通訓定声(ていせい)』にその成果が総合され、『経籍籑詁(けいせきせんこ)』とあわせて漢語意味論に影響を与えた。漢語に固有の同音仮借・双声畳韻(じょういん)・陰陽対転・連文(複合語)の諸現象を論究するために、いまなお不可欠の分野となっている。
[戸川芳郎]
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