古東京湾(読み)ことうきょうわん(その他表記)Paleo-Tokyo bay

最新 地学事典 「古東京湾」の解説

ことうきょうわん
古東京湾

Paleo-Tokyo bay

関東平野中部から東部に更新世前期末~中期にかけて存在した内湾矢部長克(1914)命名房総半島から関東平野一帯に広がる外洋性海湾から,南東部の隆起に伴い東に湾口をもつ内湾となって出現した。東京湾不整合以上の下総層群・東京層群が堆積した内湾と考えてよい。更新世中期末には東の湾口をふさぐ砂州が形成されるなどで浅海化し,現東京湾や霞ヶ浦海域を残しつつ更新世後期には陸化した。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「古東京湾」の意味・わかりやすい解説

古東京湾
ことうきょうわん
Paleo-Tokyo bay

第四紀更新世の中・後期に,鹿島灘に湾口をもって関東平野地域に存在したと推定される湾。 1927年矢部長克が命名。いまの東京湾はまだ存在せず,当時の海成層に産する貝化石はホタテガイ類など北方系のものが混っていて,水温は現在の東京湾より低かったといわれる。

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百科事典マイペディア 「古東京湾」の意味・わかりやすい解説

古東京湾【ことうきょうわん】

第四紀更新世の中期に関東平野に広がっていた内湾。氷期・間氷期の繰り返しによる拡大縮小を繰り返しながら,全体としては時代とともに外洋の影響の強い海湾から内湾へと変化し,やがて更新世後期に消滅した。東京湾や霞ヶ浦はその名残である。

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