古東京湾(読み)ことうきょうわん(その他表記)Paleo-Tokyo bay

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「古東京湾」の意味・わかりやすい解説

古東京湾
ことうきょうわん
Paleo-Tokyo bay

第四紀更新世の中・後期に,鹿島灘湾口をもって関東平野地域に存在したと推定される湾。 1927年矢部長克命名。いまの東京湾はまだ存在せず,当時の海成層に産する貝化石はホタテガイ類など北方系のものが混っていて,水温は現在の東京湾より低かったといわれる。

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百科事典マイペディア 「古東京湾」の意味・わかりやすい解説

古東京湾【ことうきょうわん】

第四紀更新世の中期に関東平野に広がっていた内湾。氷期・間氷期の繰り返しによる拡大縮小を繰り返しながら,全体としては時代とともに外洋影響の強い海湾から内湾へと変化し,やがて更新世後期に消滅した。東京湾や霞ヶ浦はその名残である。

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