古郷村(読み)こごうむら

日本歴史地名大系 「古郷村」の解説

古郷村
こごうむら

[現在地名]協和町上星谷かみほしや下星谷しもほしや八幡やわた下郷谷しもごうや大島おおしま知行ちぎよう清水しみずやなぎ細田ほそだ谷永島やながしま

観音かんのん川の沿岸にあり、北は門井かどい村、南は桑山くわやま村。ふるごうとも読む。中世小栗おぐり御厨に属したが、その後真壁氏の支配下に入り、慶長一一年(一六〇六)浅野氏領となる。寛永六年(一六二九)旗本斎藤氏領となり、斎藤氏は翌七年知行に陣屋を築き支配した(茨城県市町村合併史)。陣屋の囲堀は長さ四二八間・横幅二間という(「御知行所上下郷村々石高普請所覚」谷島家文書)

元禄郷帳の村高は一千九一二石余、天保郷帳では二千二九三石余に増加する。時期は不明であるが、上星谷・下星谷・八幡・下郷谷・大島・知行・清水・柳・細田・谷永島の各村に分村し、幕末はいずれも斎藤氏領で、上星谷村の村高二二二石余、下星谷村三二二石余、八幡村一七四石余、下郷谷村一二六石余、大島村一九〇石余、知行村二四八石余、清水村二五五石余、柳村二六一石余、細田村三〇六石余、谷永島村一九三石余(各村旧高簿)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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