叩き直す(読み)タタキナオス

デジタル大辞泉 「叩き直す」の意味・読み・例文・類語

たたき‐なお・す〔‐なほす〕【×叩き直す】

[動サ五(四)]たたいて、まっすぐにする。転じて、ねじ曲がった品行心構えを正すために再度鍛える。「性根を―・す」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「叩き直す」の意味・読み・例文・類語

たたき‐なお・す‥なほす【叩直】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. 改めてたたく。再びたたく。
    1. [初出の実例]「七草を敲き直すや昼時分」(出典:俳諧・文化句帖‐元年(1804)一月)
  3. 曲がったものをたたいてまっすぐにもどす。また、比喩的に、悪い性行、気持などを正しく直す。
    1. [初出の実例]「恋は曲者、皆人の地金をへらす焼釘(やけくぎ)は、たたきなをいてい見して」(出典浄瑠璃・心中刃は氷の朔日(1709)上)
  4. 旧作他人の作品を改作して発表する。やきなおす。
    1. [初出の実例]「四ッ人(たり)五人かかって古狂言をたたき直し」(出典:浮世草子・当世芝居気質(1777)二)

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