叩牛蒡(読み)たたきごぼう

精選版 日本国語大辞典 「叩牛蒡」の意味・読み・例文・類語

たたき‐ごぼう‥ゴバウ【叩牛蒡】

  1. 〘 名詞 〙 牛蒡を味がよくしみ、食べやすくするために、ゆでて包丁すりこぎなどでたたいてから、甘酢胡麻酢につけたり、甘辛く煮つけたもの。正月おせちによく用いる。たたきごんぼ。開き牛蒡。《 季語新年 》 〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「屠蘇もたたき牛房(ゴボウ)も苔(こけ)な咄だから」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android