台の物(読み)ダイノモノ

デジタル大辞泉 「台の物」の意味・読み・例文・類語

だい‐の‐もの【台の物】

大きな台の上にのせた料理または進物
遊郭などで、台屋から取り寄せる料理。大きな台の上に料理を盛りつけ、松竹梅などに形づくったもの。

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精選版 日本国語大辞典 「台の物」の意味・読み・例文・類語

だい【台】 の 物(もの)

  1. 大きな台にのせて他人に贈る料理や進物の品。祝儀などの料理には、松竹梅などめでたい飾り物にして盛りつけられる。台。
    1. [初出の実例]「じきろう・おり・かはらけ・だいの物、我劣らじと用意して」(出典:御伽草子・彌兵衛鼠(岩波文庫所収)(室町末))
  2. 特に江戸時代江戸吉原をはじめとする遊里で、台屋(だいや)と呼ばれた仕出し屋から、茶屋遊女屋へ運び込まれた料理品。大きな台にのせて松竹梅などの形に飾りつけた。

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