台風の呼び名(読み)たいふうのよびな

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「台風の呼び名」の意味・わかりやすい解説

台風の呼び名
たいふうのよびな

国際的に用いられる台風名称。1999年まではアメリカ合衆国が英語名をつけていたが,2000年1月1日から台風にはアジア名を用いることとなった。気象庁が台風と認めたとき(→台風の発生),台風委員会が管理する名簿に基づいて呼び名をつける。呼び名は,台風に関係するアジアの国など(台風委員会メンバー)から提案された 140個からなる名簿を循環的に使用する。台風のアジア名は繰り返して使用されるが,大きな災害をもたらした台風などは,その名前以後の台風に使用しないようにすることがある。日本が提案した呼び名では,台風と同様に自然の事物であり,人々に親しまれている星座名(テンビン,ウサギ,カンムリなど)が採用された。(→台風番号

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android