司法積極主義(読み)シホウセッキョクシュギ(英語表記)judicial activism

デジタル大辞泉 「司法積極主義」の意味・読み・例文・類語

しほう‐せっきょくしゅぎ〔シハフ‐〕【司法積極主義】

裁判所が、立法府行政府判断憲法適合性を積極的に審査し、憲法判断を下すこと。→司法消極主義

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「司法積極主義」の意味・わかりやすい解説

司法積極主義
しほうせっきょくしゅぎ
judicial activism

憲法という高度に抽象的で,それだけ解釈余地が広い規範の運用に際して,国会内閣が行なった解釈 (立法命令など) に対して,裁判所が独自の解釈を示して介入する姿勢を司法積極主義という。逆に裁判所が国会や内閣の解釈を最大限尊重しようとする姿勢を司法消極主義 judical passivismという。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android