合せて(読み)アワセテ

デジタル大辞泉 「合せて」の意味・読み・例文・類語

あわせ‐て〔あはせ‐〕【合(わ)せて/併せて】

[連語]
(副詞的に用いて)総計して。全部で。「参加者は―五〇〇名」
接続詞的に用いて)その上さらに。同時に。「新年のおよろこびを申し上げ、―皆様の御健康をお祈りいたします」
[類語]締めて都合

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「合せて」の意味・読み・例文・類語

あわせ‐てあはせ‥【合て・併て】

  1. 〘 連語 〙 ( 動詞「あわせる(合)」の連用形に助詞「て」が付いたもの ) 前に述べた何かと同時に。「…とともに」「…とぴったり一致して」の意で接続詞的に用いる。また、「合計して」「しめて」の意で副詞的にも用いる。「御幸福を祈り、あわせて御健康を念じます」「人数は、あわせて五〇名です」
    1. [初出の実例]「山林河海の一切の神と仙と、并て諸の大国に所有る王衆と、中宮の后妃を浄信の男と女との人天大衆有り」(出典:西大寺本金光明最勝王経平安初期点(830頃)一)

合せての補助注記

古文献で、「あわせて」は「并」字の訓として見られ、その用法は、上位・下位接続の接続詞とみるべきものが多い。

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