病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「合成抗菌剤含有点眼剤」の解説
合成抗菌剤含有点眼剤
《モキシフロキサシン塩酸塩製剤》
ベガモックス(日本アルコン)
《ガチフロキサシン水和物製剤》
ガチフロ(千寿製薬、武田薬品工業)
《トスフロキサシントシル酸塩水和物製剤》
オゼックス(大塚製薬、富山化学工業)
トスフロ(日東メディック)
《ノルフロキサシン製剤》
ノキサシン(わかもと製薬)
ノフロ(日医工)
ノルフロキサシン(日新製薬、日医工ファーマ、日医工)
バクシダール(千寿製薬、杏林製薬、武田薬品工業)
ビスコレット(富士薬品、日東メディック)
マリオットン(鶴原製薬)
ミタトニン(キョーリンリメディオ、杏林製薬)
《レボフロキサシン水和物製剤》
クラビット(参天製薬、第一三共)
レボフロキサシン(共和薬品工業、武田テバファーマ、武田テバ薬品、富士フイルムファーマ、興和、日本ジェネリック、日東メディック、東亜薬品、長生堂製薬、陽進堂、わかもと製薬、大原薬品工業、キッセイ薬品工業、高田製薬、杏林製薬、キョーリンリメディオ、科研製薬、ダイト、日医工、日新製薬、日本点眼薬研究所、ニプロ、テイカ製薬、アルフレッサファーマ、興和創薬、ファイザー)
グラム陽性菌、グラム陰性菌など幅広い細菌に対する抗菌作用をもつ薬で、
トスフロキサシントシル酸塩水和物製剤は、
ガチフロキサシン水和物製剤は、
モキシフロキサシン塩酸塩製剤は、第4世代のニューキノロン系抗菌剤の点眼剤で、
①ときに過敏症状(しみる・かゆみなどのアレルギー症状)が現れることがあります。
こうした症状が現れたときは使用を止め、すぐ医師に報告してください。
②ときに結膜の充血、結膜炎、目の刺激感、かゆみなどが現れることがあります。モキシフロキサシン塩酸塩製剤では、眼の異物感、眼瞼紅斑、
①1回1滴、1日3回点眼が原則です。ガチフロキサシン水和物製剤で眼科周術期の無菌化療法を行う場合は、1回1滴、1日5回点眼します。モキシフロキサシン塩酸塩製剤では、眼科周術期の無菌化療法の場合、手術前1回1滴、1日5回、術後は1回1滴、1日3回点眼します。指示された使用期間を正しく守り、長期間用いないでください。過去に合成抗菌剤を使用して過敏症状をおこしたことのある人は、あらかじめその旨を医師に報告してください。
②点眼液を使用するときは、容器の先端がまぶたやまつげに直接触れないようにしてください。点眼剤の使用上の注意参照。
③ほかの薬を使用する必要が生じたときは、医師に必ず相談してください。とくにトスフロキサシントシル酸塩水和物製剤では、プラノプロフェン、ジクロフェナクナトリウム、ベタメタゾン製剤など、モキシフロキサシン塩酸塩製剤では抗不整脈薬との併用は避けてください。
出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報