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霰粒腫 さんりゅうしゅ chalazion

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

霰粒腫
さんりゅうしゅ
chalazion

瞼板腺に発生する非細菌性の慢性肉芽性炎症。瞼板中にアワ粒大からダイズ大の硬い腫瘤が数個できて,手で触れることができる。上眼瞼に多い。皮膚とは癒着せず,疼痛や発赤はない。治療は結膜面から切開,摘出する。

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デジタル大辞泉の解説

さんりゅう‐しゅ〔サンリフ‐〕【×霰粒腫】

まぶたの中にできるぐりぐりしたはれもの。マイボーム腺が詰まって分泌物が固まり、その周囲に炎症が起こる。

せんりゅう‐しゅ〔センリフ‐〕【×霰粒腫】

さんりゅうしゅ(霰粒腫)

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家庭医学館の解説

さんりゅうしゅ【霰粒腫 Chalazion】

[どんな病気か]
 まぶた(眼瞼(がんけん))の中にあるマイボーム腺(せん)(瞼板腺(けんばんせん))という皮脂腺(ひしせん)がつまって分泌物(ぶんぴつぶつ)がたまり、周囲に炎症をおこした状態をいいます。
 化膿(かのう)しないように、予防的に抗生物質の点眼薬を使用します。炎症が長引いたり、内容物の吸収が遅い場合には、切開して内容物を排出させます。

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世界大百科事典 第2版の解説

さんりゅうしゅ【霰粒腫 chalazion】

まぶた(眼瞼)にできる炎症を伴った肉芽。まぶたの中にはまぶたの支持組織である瞼板があり,この瞼板の中にたくさんの瞼板腺(マイボーム腺)がある。これは角膜表面を潤す脂質を瞼縁開口部から分泌している。ところが開口部に目やにがついて分泌がおさえられると,瞼板内に未分泌の脂質がたまり,さらに軽度の炎症を伴いつつ肉芽をつくる。これが霰粒腫である。臨床的には,まぶたの皮下に限局した円形の腫瘤として触れるし,大きくなると,外見上も皮下の腫瘤として認められる。

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大辞林 第三版の解説

さんりゅうしゅ【霰粒腫】

まぶたの中にぐりぐりしたものができる目の病気。慢性肉芽腫性炎症による。赤みや痛みを伴わないことが多い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

霰粒腫
さんりゅうしゅ

目の皮脂腺(せん)の一種である瞼板(けんばん)腺(マイボーム腺)の慢性肉芽腫性炎症をいい、眼瞼(まぶた)にできるぐりぐりしたものである。目を閉じたとき、眼瞼に球状の硬結(しこり)として触れるが、疼痛(とうつう)や発赤はないことが多い。ときには炎症を伴い、麦粒腫(ものもらい)に似て結膜面や皮下に破れることもある。放置しても長い間そのまま経過することもあるが、多くは増大する。原因は瞼板腺梗塞(こうそく)といわれるが、不明の点も多い。治療は手術的に腫瘤(しゅりゅう)を摘出するか、副腎(ふくじん)皮質ホルモンの局所注射が行われる。手術は結膜側から行うので、眼瞼に傷ができることはほとんどない。なお、老人で再発を繰り返すときは悪性腫瘍(しゅよう)化に注意する。[大島 崇]

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世界大百科事典内の霰粒腫の言及

【ものもらい】より

…おもに関東地方で使われる言葉で,地方により,メモライ,メコジキ,メボ,メバチコなど,さまざまに呼ばれる。狭義には,麦粒腫hordeolum,とくに外麦粒腫をさすと思われるが,広義には,内麦粒腫や霰粒腫(さんりゆうしゆ)も含まれる。外麦粒腫は瞼縁の皮脂腺あるいはまつ毛の毛囊部にできる化膿性の炎症であり,内麦粒腫は瞼板腺(マイボーム腺)に起こる化膿性の炎症で,いずれの麦粒腫も限局性の腫張と疼痛を伴う。…

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