合羽版(読み)カッパばん

精選版 日本国語大辞典 「合羽版」の意味・読み・例文・類語

カッパ‐ばん【合羽版】

  1. 〘 名詞 〙 木版印刷の彩色法の一つ。防水した紙に絵の部分を切り抜いて型を作り、上から刷毛絵の具を塗るもの。また、その絵。古く油紙型紙を作ったところからいう。合羽摺り。ステンシル。〔版画技法(1927)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「合羽版」の意味・わかりやすい解説

合羽版
かっぱばん

木版印刷の一技法。厚紙を切抜いて型紙をつくり,その上にろうを引いてこれを紙の上に押当て,牡丹刷毛で上から彩色刷りをする。 (→ステンシル )  

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世界大百科事典(旧版)内の合羽版の言及

【シルクスクリーン】より

…版画や印刷の技法で,孔版(合羽版,謄写版)の一種。セリグラフィーserigraphyともいう。…

※「合羽版」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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