デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吉士倉下」の解説 吉士倉下 きしの-くらじ ?-? 飛鳥(あすか)時代の官吏。推古(すいこ)天皇31年(623)朝鮮の新羅(しらぎ)が任那(みまな)を討ったさい,実状視察のため任那に派遣される。新羅につかわされた吉士磐金(いわかね)とともに,両国の調貢使をつれて出航しようと風待ちしているとき,新羅征討の軍船が到着。使者が恐れをなして逃げかえったので,貢物だけもって帰国したという。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例