デジタル大辞泉
「吉左右」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
きっ‐そう ‥サウ【吉左右】
〘名〙
※上杉家文書‐天正九年(1581)五月六日・田中尚賢外二名連署状「押返し目付を差越申候条、御吉左右、以
夜日に次、御註進可申上候」
※
浮世草子・けいせい伝受紙子(1710)一「追付有り付吉左右
(キッサウ)せん」
② 善悪、成否どちらかのたより。たよりのよしあし。
※近世紀聞(1875‐81)〈条野有人〉初「
京師の
報知を听かざる中は処決なるべき事にあらねば西の空のみ打眺めて其吉左右
(キッサウ)を待つ程に」
※浄瑠璃・堀川波鼓(1706頃か)下「吉左右よしと皆々ささやきいさみける」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報