吉田勘兵衛(読み)よしだ かんべえ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吉田勘兵衛」の解説

吉田勘兵衛 よしだ-かんべえ

1611-1686 江戸時代前期の開拓者
慶長16年生まれ。摂津能勢郡(大阪府)の人。江戸にいき木材・石材商をいとなむ。明暦2年武蔵(むさし)久良岐(くらき)郡(神奈川県)の大岡川河口の埋めたてによる新田開発着手。11年をかけて寛文7年竣工(しゅんこう)。開発された約116haの田は吉田新田と名づけられた。貞享(じょうきょう)3年7月26日死去。76歳。名は良信。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の吉田勘兵衛の言及

【吉田新田】より

…現在の横浜市伊勢佐木町あたりはかつて釣鐘形の入海であったが,これを干拓してつくられた。開発にあたった摂津国出身で1611年(慶長16)生れの吉田勘兵衛は,34年(寛永11)江戸に出て木材石材商を営んだという。56年(明暦2)開発に着手するが,翌年の大雨で潮除堤が決壊して失敗,59年(万治2)再度着手し,67年(寛文7)に完成。…

※「吉田勘兵衛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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