吉田文三(読み)ヨシダ ブンゾウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「吉田文三」の解説

吉田 文三(4代目)
ヨシダ ブンゾウ


職業
浄瑠璃人形遣い

本名
寿賀 幸三郎

別名
初名=吉田 幸三郎,前名=吉田 玉治(2代目)

生年月日
元治1年 3月

出生地
大坂(大阪府)

経歴
はじめ三味線を志す。勝太郎門に入り、松島文楽座に出演。のち吉田玉治の門弟となり吉田幸三郎を名乗る。明治29年4代目文三を襲名したが、師の没後、2代目玉治を継ぎ、42年再び文三と改名した。人形浄瑠璃人形遣いとして、明治末期から昭和にかけて吉田多為蔵・3代目吉田玉蔵と競って座頭所の人形を遣うなど活躍、荒物遣いとして重きをなした。

没年月日
昭和2年 2月13日 (1927年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「吉田文三」の解説

吉田 文三(4代目)
ヨシダ ブンゾウ

明治・大正期の浄瑠璃人形遣い



生年
元治1年3月(1864年)

没年
昭和2(1927)年2月13日

出生地
大阪

本名
寿賀 幸三郎

経歴
はじめ三味線を志す。勝太郎門に入り、松島文楽座に出演。のち吉田玉治の門弟となり吉田幸三郎を名乗る。明治29年4代目文三を襲名したが、師の没後、2代目玉治を継ぎ、42年再び文三と改名した。人形浄瑠璃の人形遣いとして、明治末期から昭和にかけて吉田多為蔵・3代目吉田玉蔵と競って座頭所の人形を遣うなど活躍、荒物遣いとして重きをなした。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吉田文三」の解説

吉田文三 よしだ-ぶんぞう

1864-1927 明治-大正時代の人形浄瑠璃(じょうるり)の人形遣い。
元治(げんじ)元年生まれ。勝太郎の門にはいり,松島文楽座に出演。のち吉田玉治の門弟となり,師の没後,玉治を襲名,明治42年文三と改名。芸には癖があったが,荒物遣いとして重きをなした。昭和2年2月13日死去。64歳。大坂出身。本名は寿賀幸三郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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