日本歴史地名大系 「名取郡」の解説
名取郡
なとりぐん
現在の郡域は秋保町一町で、
〔原始・古代〕
高館丘陵先端、阿武隈・名取両河川の沖積平野では、縄文時代の名取市
「続日本紀」和銅六年(七一三)一二月二日条に、「新建陸奥国丹取郡」とある「丹取郡」を従来は名取郡のこととし、この年が郡創置の年と考えられてきた。しかし現在「丹取郡」と名取郡は別の地名であるとする見解が強くなっている。同書神亀五年(七二八)四月一一日条にみえる「丹取軍団」も名取軍団をさすのではないといえよう。仙台市
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報