日本歴史地名大系 「佐倍乃神社」の解説 佐倍乃神社さえのじんじや 宮城県:名取市笠島村佐倍乃神社[現在地名]名取市愛島笠島 西台高館(たかだて)丘陵から東へ延びる愛島(めでしま)丘陵のつけ根に鎮座する。祭神は猿田彦大神・天鈿女命など。旧郷社。近世は道祖神社と称し、明治七年(一八七四)古称にちなみ佐倍乃神社と改称(名取市史)。同四一年愛島塩手の佐具叡(しおてのさくえ)神社を合祀した。現在は一般に道祖神社とよばれている。道祖神社は、社伝によれば日本武尊東征の際の勧請という。「封内風土記」では垂仁天皇の時八津(やつ)峰に鎮座、雄略天皇の時宮社が造営された。しかし慶長年中(一五九六―一六一五)野火により宮社と古文書類が焼失したとある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by