名寄川(読み)なよろがわ

日本歴史地名大系 「名寄川」の解説

名寄川
なよろがわ

上川支庁上川郡下川しもかわ町と名寄市を流れる一級河川。天塩川水系の一次支流で、流路延長六三・七キロ(うち指定区間五三・一キロ)流域面積七四三・七平方キロ。北見山地柵留さつくる(八五二・三メートル)の北麓に源を発し、下川町一の橋いちのはし付近から西流、同町市街地の西でサンル川・パンケ川と合流、名寄盆地の北東部を経て名寄市街地の北で天塩川と合流する。上流域まで両岸河岸段丘が続くが、上流部は石器材の原産地であるため旧石器時代の遺跡も多い。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の名寄川の言及

【天塩川】より

…しかし,石狩川に比べ支流が少なく,全流域面積は5590km2で日本第10位である。上流は天塩岳(1558m)など北見山地の西斜面に発し,名寄盆地で北見山地に発する名寄川を合わせる。音威子府(おといねつぷ)から天塩山地の東側を横断し,佐久からは北流,問寒別(といかんべつ)でトイカンベツ川を合わせてふたたび西流し,天塩山地の西側を横断して天塩平野に出る。…

※「名寄川」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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