名称寺(読み)みようしようじ

日本歴史地名大系 「名称寺」の解説

名称寺
みようしようじ

[現在地名]大和高田市大字曾大根

曾大根そおね集落の中央にある。吉井山と号し、浄土真宗本願寺派。本尊阿弥陀如来。もとの山号は二条山。寺伝によると、聖徳太子が大和国広瀬ひろせ百済くだら郷に建立した百済大くだらたい寺の旧地を本願寺三世覚如が訪れ、建武二年(一三三五)一宇を建立し百済寺と称した。覚如は帰洛後日野有範の次男尋有の子明可をここに住させた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android