吐乳(読み)トニュウ

大辞林 第三版の解説

とにゅう【吐乳】

( 名 ) スル
乳児が、飲んだ乳をはき出すこと。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

吐乳
とにゅう

乳児が乳汁を勢いよく吐くことをいう。乳児は、胃の形態が食道と垂直に近く、また胃内容物の食道への逆流を防止する噴門の筋肉も未発達のため、胃内容物を嘔吐(おうと)しやすい。吐乳の原因としては、幽門狭窄(ゆうもんきょうさく)や消化不良症、神経疾患などが考えられるほか、強く泣いたりせきこんだりした際にも、腹腔(ふくこう)内圧の突然の変化により反射的に生じることがある。乳汁がげっぷとともに口にあふれだす溢乳(いつにゅう)とは区別される。[帆足英一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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