向出遺跡(読み)むかいでいせき

日本歴史地名大系 「向出遺跡」の解説

向出遺跡
むかいでいせき

[現在地名]阪南市自然田

山中川やまなか  兎砥うど川に挟まれた河岸段丘に立地する。平成九年(一九九七)から一〇年にかけて発掘調査が行われた。発掘により縄文時代の墓、祭祀関係とみられる、土坑・配石約一千三〇〇基、立ったまま出土した石棒土器棺墓などの遺構と、後晩期の土器、剥片石器礫石器・石棒・刀剣形石製品などの遺物をはじめ、弥生時代から古墳時代にかけての竪穴住居一〇棟、弥生土器土師器製塩土器などがみつかった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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