礫石器(読み)れきせっき

山川 世界史小辞典 改訂新版 「礫石器」の解説

礫石器(れきせっき)
pebble tool

手ごろな自然の石の一部を打ち欠いて道具とした石器。ものを叩き割ったり切ったりするために使われたところからチョッパーともいう。その始まりは約250万年前,最古のヒト属化石の直前にあり,北京原人の石器も礫石器といわれる。その後アシュール文化と併存し,地域によっては数十万年前まで同様の石器が主要であった。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

旺文社世界史事典 三訂版 「礫石器」の解説

礫石器
れきせっき

更新世洪積世初期の最も原始的な石器
礫(こいし)の一角を打ちかいて刃をつくり,利器として用いた。主としてアフリカ猿人アウストラロピテクス)が製作使用した。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android