礫石器(読み)れきせっき

山川 世界史小辞典 改訂新版 「礫石器」の解説

礫石器(れきせっき)
pebble tool

手ごろな自然の石の一部を打ち欠いて道具とした石器。ものを叩き割ったり切ったりするために使われたところからチョッパーともいう。その始まりは約250万年前,最古のヒト属化石の直前にあり,北京原人の石器も礫石器といわれる。その後アシュール文化と併存し,地域によっては数十万年前まで同様の石器が主要であった。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

旺文社世界史事典 三訂版 「礫石器」の解説

礫石器
れきせっき

更新世洪積世初期の最も原始的な石器
礫(こいし)の一角を打ちかいて刃をつくり,利器として用いた。主としてアフリカ猿人アウストラロピテクス)が製作使用した。

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