精選版 日本国語大辞典 「向自」の意味・読み・例文・類語 こう‐じカウ‥【向自】 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] für sich の訳語 ) 哲学で、ヘーゲル弁証法の中の第二の段階。自分自身に関係し、自己を対象化するあり方。対自。[初出の実例]「ヘーゲル風にいえば〈略〉心霊的なものは向自的に存在する」(出典:森鴎外(1954)〈高橋義孝〉三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例