心霊(読み)シンレイ

デジタル大辞泉 「心霊」の意味・読み・例文・類語

しん‐れい【心霊】

肉体を離れても存在すると考えられる、超現実的な心の主体。魂。霊魂

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精選版 日本国語大辞典 「心霊」の意味・読み・例文・類語

しん‐れい【心霊】

  1. 〘 名詞 〙 こころ精神。特に肉体とは別に存在すると考えられている超現実的な心の主体。霊魂。
    1. [初出の実例]「咸池の楽は造化の心霊を調え、自然の理を以てする也」(出典:清原国賢書写本荘子抄(1530)五)
    2. 「心霊の耳は肉の耳よりも聰(みみざと)いものである」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉四)
    3. [その他の文献]〔隋書‐経籍志上〕

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普及版 字通 「心霊」の読み・字形・画数・意味

【心霊】しんれい

こころ。霊魂。〔梁書文学、鍾伝〕(詩評序)そ斯の種種、心靈を感するは、陳詩に非ずんば、何を以てか其の義を展(の)べん。長歌に非ずんば、何を以てか其のを釋(と)かん。

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世界大百科事典(旧版)内の心霊の言及

【ゲノン】より

…フランスの思想家,エゾテリスム(秘教)研究家。インド,中国,イスラム等の聖典研究を通じて,東西に共通する唯一の原伝承と世界の中心点の存在,歴史の循環的展開等の確信を得,パピュスらの心霊主義を誤謬として批判しつつ,存在と認識の普遍的構造を解明した。1930年以来カイロに定住し,同地に没。…

※「心霊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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