フュールジッヒ(その他表記)〈ドイツ〉für sich

デジタル大辞泉 「フュールジッヒ」の意味・読み・例文・類語

フュール‐ジッヒ(〈ドイツ〉für sich)

対自向自ヘーゲル弁証法で、事物の弁証法的発展の第二段階を示す用語。内在する矛盾対立によって自己他者に分裂し、この他者との対立において自己を自覚する段階。→アンジッヒアン‐ウント‐フュールジッヒ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「フュールジッヒ」の意味・読み・例文・類語

フュール‐ジッヒ

  1. 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] für sich ) ヘーゲルの弁証法で、他のものとの関係によって自己を自覚し、自己自身と対立すること。またそのような存在のあり方。対自。→アンジッヒアン‐ウント‐フュール‐ジッヒ

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android