吹き寄せ(読み)ふきよせ

和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「吹き寄せ」の解説

ふきよせ【吹き寄せ】

煮物揚げ物を何種類も彩りよく盛り合わせた料理。秋の料理として季節野菜ぎんなん・きのこ・ゆばなどを用いて作ることが多い。
干菓子を何種類も取り合わせたもの。関東では、小さなせんべい昆布などを、関西では、色づいた木の葉などをかたどった落雁(らくがん)雲平(うんぺい)有平糖(アルヘイとう)などを取り合わせたものをいうことが多い。◆さまざまな木の葉が風でひとところに吹き寄せられるさまに見立てていう。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

関連語 がん

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android