呉禄貞(読み)ごろくてい(その他表記)Wu Lu-zhen; Wu Lu-chên

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「呉禄貞」の意味・わかりやすい解説

呉禄貞
ごろくてい
Wu Lu-zhen; Wu Lu-chên

[生]光緒6(1880)
[没]宣統3(1911).河北,石家荘
中国,清末の革命派軍人。湖北省雲夢県の人。字は綬卿。 15歳で生員。のち日本の士官学校に学ぶ。光緒 26 (1900) 年唐才常自立軍に参加し,失敗後再び来日。帰国後軍官を歴任しつつ,革命のための地下活動を継続した。同 33年からは東三省で軍事参議,督辧吉林辺務大臣をつとめ,宣統2 (10) 年ドイツ,フランスに派遣される。帰国後第6鎮統制官となり,武昌蜂起後,東北で呼応して蜂起を策したが果せず,山西省の閻錫山討伐を命じられると,また清朝転覆をはかったが,部下に殺害された。

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