呪願(読み)ジュガン

デジタル大辞泉 「呪願」の意味・読み・例文・類語

じゅ‐がん〔‐グワン〕【呪願】

《「しゅがん」とも》法会または食事の時に、施主願意を述べ、幸福などを祈ること。また、その祈願文章

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「呪願」の意味・読み・例文・類語

じゅ‐がん‥グヮン【呪願・咒願】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しゅがん」とも ) 仏語
  2. 法会または食時(じきじ)に、法語を唱え、施主の幸福などを祈願すること。また、その祈願文。
    1. [初出の実例]「戯請通観僧之咒願時」(出典万葉集(8C後)三・三二七・題詞)
  3. じゅがんし(呪願師)
    1. [初出の実例]「以智淵律師為呪願」(出典:九暦‐逸文・天暦八年(954)一〇月一八日)
    2. 「山の座主・権僧正、導師・呪願仕うまつり給て」(出典:栄花物語(1028‐92頃)玉の飾)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android