味噌気(読み)ミソケ

デジタル大辞泉 「味噌気」の意味・読み・例文・類語

みそ‐け【味×噌気】

食物に含まれる味噌の味。また、その程度
手前味噌気味があること。
日和見の―で傘を下げて出る」〈柳多留・初〉

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精選版 日本国語大辞典 「味噌気」の意味・読み・例文・類語

みそ‐け【味噌気】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 食物に含まれている味噌の味。また、その度合
    1. [初出の実例]「声の薬には正気散を用ゐられき。みそけ、油気、ことに嫌はる」(出典:申楽談儀(1430)補遺)
  3. ( 形動 ) 手前みそ感じがあること。うぬぼれるさま。自慢げ。
    1. [初出の実例]「日和見のみそけで傘を下て出る」(出典:雑俳・柳多留‐初(1765))

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